「晶華冠軍牛肉麵坊」Champion Beef Noodleは幻か…

2019年9月6日

公開日 2019年9月6日 最終更新日 2023年5月11日

牛肉麺(ニュウロウメン)とは

台湾へ行ったら一度は食べたいご当地グルメ、牛肉麺(ニュウロウメン)。牛骨ベースのスープに、ドーンと牛肉の塊肉がのっている牛肉麺は、ベーシックな醤油ベースや塩ベースのものから、ピリ辛なものやユニークなトッピングをされたものなど、進化しています。麺の太さもお店によってさまざま。

晶華冠軍牛麵坊』はここにあった

今回、リージェントホテルグループが経営する、牛肉麺の専門店「晶華冠軍牛麵坊」の牛肉麺がどうしても食べたくて行きました。

※2023.5更新 でも今はもうないようです。検索しても出てきません。以下は思い出の記録です。

場所はMRT板南線市政府駅から徒歩1分とのことですが、これがマップ検索をするとこのような表示で出てきます。

この地図を拡大し、さらに航空写真地図(地図左下をタップ)で見ると、位置と建物がはっきりします。建物の4階であることがわかります。

MRT市政府駅の出口は、3番出口。ストリートビューにすればなおさら位置がはっきりわかります。

駅徒歩1分なのに、なぜ、このような説明をつけるかといいますと、実はこんなに近い場所にもかかわらず、迷ってしまったからなのです。

まず、最寄の地下鉄出口を知らないとやっかいです。また、 微風信義内とガイドブックにあったもののそれが何かわからないで探すのは無理があります。平面の地図だけではなく、航空写真地図を見れば、微風百貨店の信義店という意味だということになんとなく気が付けるはずです。

(どちらも知らなかった結果、地下鉄出口から徒歩1分のところなのに、お恥ずかしながら迷って30分以上かかってしまいました。)

この辺は百貨店だらけなので、微風百貨店を間違わずに探しましょう。そして4階に行けばすんなり見つけることができます。

時間は14時を過ぎたころで、やっとたどり着いたお店にすんなり入ることができました。

台湾でチャンピオンをとった牛肉麺のお味は?

冠軍清燉牛肉麺 NT$320

沖縄のソーキそばを思い出させる、あっさり塩味の透明なスープ。麺もソーキそばに似ていて、ラーメンとうどんの中間のような食感。ソテーされたキノコ類、茹でた青菜、柔らかい牛すね肉がのっています。丁寧に作られた上品で少し贅沢な牛肉麺です。素材の味を楽しむことができます。

お店のメニューの中で目立つほうではなかったこの牛肉麺が、台湾NO.1に輝いたことのあるものだとは知らず、頼んだのは夫でした。Good job.

見た目がユニークな牛肉麺

晶華紅焼牛肉麺 NT$280

ピリ辛スパイシーな味わいのあるスープ。香辛料の香りから想像してみると、沙茶醤(おみやげに買ってみたのですがエキゾチックな香りがして入れるとこれぞ台湾の料理という味になる)や、五香粉のような香りがします。コリアンダー、茹で卵、青梗菜のトッピング。スープに揚げたパンがしみ込んでこれもまた新鮮です。揚げワンタンがのっているものもありますが、こちらはのっていないものです。

台湾独特の香辛料がどうしても苦手という方には、さきほどの 冠軍清燉牛肉麺 のほうがおススメ。でも、こちらも上品な味付けなので、クセが強いわけではありません。私は、台湾らしいこの味がとても気に入りました。

ただもう少し、熱々だったらいうことなしだったかも。(お昼ど真ん中ではなかったせいかなあ。)

あまりにもカジュアルなお店だったので、リージェントホテルグループの専門店だとあとで知って、驚きました。逆に言えば、それだけ入りやすい親しみやすいお店ってことなんだと思います。

B級グルメよりちょっと1ランク上の牛肉麺でした。閉業したようで残念です。