阪急交通社トラピックスツアーで台湾を縦断滞在4日目の最終日

2023年11月23日

公開日 2023年11月23日 最終更新日 2024年9月15日

阪急交通社の台湾縦断の旅もいよいよ最終日。最終泊に圓山大飯店に宿泊し、美味しい朝食をいただきました。私たちのツアーは午前中はフリータイムで午後は近場の観光スポットとお土産物屋でその後空港に向かいます。

フリータイムで故宮博物院へ

13時45分までは自由時間だったので、圓山大飯店からタクシーで15分ほどの故宮博物院へ行きました。

タクシーはフロントに頼めばすぐに呼んでくれるので安心です。

時間がない時は見るものを厳選

金曜日の午前中だったのでさほど混んでいませんでした。

入り口は自動です。

1階のカフェと地下のミュージアムショップに行く場合は出なくてはいけないので、腕などに再入場用のスタンプを押してもらう必要があります。

展示は1階から3階まで、4階は食事ができる三希堂という茶藝館があります。(こちらでもお土産が買えるそうですが、リサーチ不足だったため、立ち寄りませんでした。)

時間がなかったため、見るものを厳選し、翡翠のコーナーやこの時の特設コーナーの嗅ぎタバコの瓶(香水瓶のようでとても可愛らしいものでした)などを主に見ました。中国の古美術品を69万点ほど収蔵しているので、そのうちの2万点ほどを期間で区切って展示しているそうです。

ちなみにこの時は翡翠でできた翠玉白菜は出張中でお目にかかれず、もう一つの有名な角煮に色も形も大きさもそっくりな肉形石(材質はジャスパー/碧石)は見ることが出来ました。

1階のカフェ『閑居腑』で食事

この日の昼食はツアーについていなかったので故宮博物院の1階カフェで食事しました。

メニューはドリンクやスイーツが豊富なのですが、チキンのセットや、

このようなビーフシチューのセットや

サンドウィッチなどの軽食もあります。

飲み物は豊富なメニューの中からキャラメルミルクティーを注文。

今回の台湾旅行で1度も飲んでもいなかったタピオカドリンクもあることに途中で気がついて少し後悔しましたが、それだけメニューが豊富ということで良しとします。今までの台湾旅行では毎日のように飲んでいたのに今回は結局1回も飲みませんでした。そもそも見かけなかったのはあまり町探索をしなかったからなのかもしれません。

時間が短かったので急足で回りましたが、ホテルから近かったというのも幸いして故宮博物院に初めて来ることが出来ました。

営業日 曜日から曜日(月に何回か月曜日開館日あり)

営業時間 9時から17

詳しくはホームページで

滞在4日目の予定

※実際の到着出発時刻(おおよそ)です。ご参考までに。

圓山大飯店を出発     13時45分発

忠烈祠に到着       13時50分着

忠烈祠を出発       14時25分発

フローレス(土産店)に到着  14時35分着

フローレスを出発     15時25分発

台北松山空港に到着    15時45分着

台北松山空港を出発    18時05分発

羽田空港着        22時10分着

※地図のルートは実際のルートと多少異なります

忠烈祠

圓山大飯店からは目と鼻の先と言ってもいいほど近い場所に位置します。中華民国(台湾)国防管轄下にあり、国のために殉死した英霊を祀っている祠です。

ここでは9時から17時の間で1時間に1度衛兵交代式が行われています。衛兵交代式は陸・海・空で交代で行われているそうですが、私たちが見たのは、海軍の交代式でした。

交代式が始まるまでは、微動だにせず立ち続けている衛兵さんを遠目で見物。

撮影OKで交代式に出る衛兵さんについて行ってもいいということでしたので待ち構えていると、

正面の門の扉からではなく正面から向かって左の方から衛兵さんが出てきました。

撮影しながら追いかけましたが、オレンジの屋根の正面の門に辿り着くまでは颯爽と歩いているのでこちらも速足にしないと追いつけません。

門をくぐると動きがゆっくりに。

ガイドさんがおっしゃっていた通り、モデルになれそうなくらいスタイルの良いイケメン揃いでした。衛兵さんたちの動きは少しのブレもなく美しく揃っていました。

衛兵さんはまた正面の門に向かって歩いて行きます。

心身ともに鍛え上げられた衛兵さんたちの交代式は想像以上に見応えあるものでした。

衛兵交代式は、この他に國立中正記念堂、國父記念館でも見ることができるそうです。

土産店フローレス(互霖)でおすすめのもの

このツアーで最後の土産店は、國立中正記念堂の近くにあるフローレス(互霖)です。お店は地下1階にあります。

ここでは台湾茶やパイナップルケーキが有名ですが、

家族が買ってくれたこちらの2つの商品が美味しかったので紹介。

龍眼(ロンガン)のチョコレート

龍眼(ロンガン)というライチの仲間のフルーツのドライタイプのものが入っているチョコレート。甘さ控えめのチョコレートの中に硬めの歯応えのロンガンのドライフルーツが入っていてクセになる美味しさです。

ロンガンは滋養強壮、疲労回復にも良い栄養豊富なフルーツだそう。

果物自体は沖縄でも生産されていますが、ネットでは輸入品の生のものが冷凍で手に入ります。

クリスピーロール

箱そのものをそのままぶら下げることができるリボンの持ち手は可愛くて便利。

中には、ゴマペースト、ピーナッツペーストのロールクッキーが6本ずつ。

生地はさくさく、中のペーストはゴマもアーモンドも濃厚で美味しい。

なぜこれがポピュラーなお土産にならないのかと不思議なくらいです。

でも、こちらのクリスピーロール、なんと韓国では非常に人気だそうで、韓国ではオリジナルが出ているくらいの有名なお菓子になっているそうです。

チャイナエアラインで帰国の途へ

帰りのチェックインで気をつけること

さて私たちの旅行もあとは無事に日本に帰国するだけとなりました。

台北松山空港には15時45分に到着し、チェックインは行きと同様カウンターで各自で行います。台湾から出国するときは、日本から出国する時以上にチェックが厳しいです。

以前、台湾から出国する際に手荷物でエッセンシャルオイルが可燃の心配があるとして没収されたことがありますが、今回は、事前にガイドさんから電池が入った機器を預かり荷物に入れないようにとの厳重な注意があったので事前に対応することができ助かりました。

その確認のためもあったのか一人一人のチェックインにはかなり時間がかかっていました。個人で旅行していたら荷物をチェックインカウンターで足止めされていたかもしれません。

無事チェックインが終わり、いよいよ4日間お世話になったガイドさんとお別れです。本当にお世話になりました。とても熱心な優しいガイドさんでした。改めてありがとうございました。

昇恒昌(everrich)台北松山空港店

帰りの便は台風の影響で揺れるかもしれないとの情報が入りましたが、定刻通りの出発になるとのことだったので、買い物をすることにしました。

ところが保安区域内はあまりお店が多くありません。ここは台北桃園空港よりも規模が小さく国内線がメインの空港なので出発ロビーにはお店がいくつかあるのですが、保安区域内はあまり大きくない免税店の土産店とブランドショップがあるくらいです。

旅行中は円安のせいでどれもが高く感じられたのと、嵩張るのでまだあとにしようと買い物を控えていたこともあって、飛行機出発間際になって数少ない中から選ばなくてはいけなくなってしまいました。

今思えば、九份のフリータイムでもっとアクティブに動いて買っておけばよかったのかも、と思います。

ただ、帰りの空港でお土産を買うことは、台湾元を使い切るのには良いタイミングでした。

こちらは留守番の家族に買った台湾のお茶です。台湾の免税店のeverrichブランドです。割高だったかもしれませんが、品質には問題がありません。海抜1000〜1600メートルで生産された茶葉で作られた烏龍茶です。

大きめの箱なので見栄えがします。

中はさらに筒形の箱(円の部分はスチールなのでしっかりしています)に入っています。

ちなみにこちらの阿里山金萱茶は、580元しました。

また、こちらは少々お高めなのですが、10個に小分けされていて、パッケージが綺麗なのでお土産に最適です。後々大変重宝しました。同じくeverrichブランドです。

阿里山金萱茶杉林渓高山烏龍茶翠玉茶玉山高山烏龍茶凍頂烏龍茶の5種類が入っています。

こちらは、1256元

やはり最後に欲しくなって結局買ったパイナップルケーキ

中がゴールドのパッケージなのでお裾分けにも良さそうです。

386元。

ただ、どれも全体的に高いので、やはりできることなら空港に着く前に買った方がいいかもしれませんね。

帰国便チャイナエアラインへ搭乗

ちょうどこの日、台風が九州の南海上のあたりから東に進んでいて関西はおろか関東も強風で荒れていたのですが、そのような中でも飛行機は予定通り飛びました。

ちなみにこの日の天気図は

https://tenki.jp/past/2023/06/02/chart/

帰りの便もエコノミークラスはほぼ満席。3人の私たちは席がバラバラになってしまいました。と、言うのもツアーのメンバー中で一番最後にチェックインをしたという時間的なことが一番の原因であったのかもしれません。ただ、ツアーのメンバーの方々が心配してくださって、それに気がついたツアー以外の方が席を一人分代わってくださったのです。また、安定飛行に入った時に同じツアーのご夫婦が席を変わって下さり、3人隣席になることが出来ました。みなさん本当に親切な方ばかりで本当に助かりました。ありがとうございました。

チャイナエアライン機内食(帰国便)

台風のせいで揺れるかもしれないということで気持ち早めに食事を摂りました。メインは照り焼きです。

実は飛行機の揺れが心配だったせいかあまり味を覚えていません。それだけではなく、楽しかった旅がもうが終わりに近づいているという寂しさや、移動の疲れもあったのかもしれません。

台風の影響で乱気流が発生

どうにか無事食事を取ることが出来ましたが、そのあとは何度か乱気流に遭いました。

さらに飛行機は羽田に近づくにつれて、若干ルートを変えながら、かなり激しく揺れました。今思えば、この4日間の旅行は台風による悪天候が予想されていたのにも関わらず、2日目の数時間の大雨と帰りの飛行機以外は、ほぼ良い天気に恵まれていました。あまりにもついていたので、最後の最後に絶叫系の乗り物(私は苦手)に乗ったようなスリルを味わうというオチくらいあっても仕方がなかったなかったのかもしれません。

そして飛行機は乱気流をどうにか乗り越え、無事に、それもほぼ定刻通りに着くことが出来たのです。

長い長い動く歩道を延々と歩いて、私たちの4日間の長いようで短い旅は終わったのでした。一生の思い出となりました。

ー完ー