阪急交通社トラピックスツアーで台湾を縦断 滞在3日目
公開日 2023年11月2日 最終更新日 2024年9月15日
阪急交通社の台湾縦断の旅で台北から南下し、このツアーでは一番の最南端である高雄で、3日目の朝を迎えました。 2泊目のホテル、富驛商旅高雄中華路館(FX INN KAOHSIUNG)で朝食を済ませ、7時50分にホテルを出発し、高雄藝品舘でショッピング(当初2日目の予定)をしました。 ※ちなみにこのツアーの3日目のご午前中に蓮池潭と延平郡王祠に行くことになっていました台風の影響で予定が変更され2日目に行っています。 ショッピングの画像がないのでここでは省略しますが、2日目の夜に食べたようなメンマを買うことが出来ます。メーカーが分からないために同じものなのか定かではありませんが、家で美味しくいただきました。 また、お土産店の入り口で売っているマンゴージュースは本当に搾りたてのフレッシュな味(濃縮されたものよりも粒も入っていて爽やかでみずみずしい味)なのでおすすめです。さて、いよいよ楽しみにしていた新幹線の駅に向かいます。 ※実際の到着出発時刻(おおよそ)です。ご参考までに。 ホテルを出発 7時50分発 高雄藝品舘でショッピング 8時00分〜 台湾新幹線台南駅に到着 9時58分着 台南駅から新幹線に乗車 0時48分発 台北駅に到着 12時33分着 金品茶樓で昼食 13時00分〜 免税店でショッピング 14時10分〜 十分に到着 15時45分着 十分を出発 16時25分発 九份に到着 17時00分着 九份で夕食 18時30分〜 九份を出発 19時50分発 圓山大飯店に到着 20時30分着 ホテルからお土産店へのルート↓ 新幹線台南駅から新幹線台北駅までのルート↓ 台北駅からのツアールート↓ ※全ての地図のルートは実際のルートと多少異なります 新幹線の高架線路が見えてきました。 台湾新幹線の台南駅は、台南市中心街と違って、どちらかというと周りには何もなく空港がありそうな立地にあります。 台南駅は台湾鉄路管理局の沙崙線の沙崙駅と隣接しています。 バスを降りてこの沙崙駅の入り口から新幹線の台南駅に入りました。 こちらが自動券売機、 こちらが対面式の券売窓口です。 私たちの出発時間は10時48分発で1時間45分後に台北に到着予定です。 時間があったのでその辺を少し散策。 こちらは、台湾新幹線のキャラクター、『カナヘイの小動物ピスケ&うさぎ』のグッズが売っている自動販売機。 駅構内のセブンイレブンにはこのキャラクターの水やスイーツも売っています。 カナヘイは日本のイラストレーターですがこのキャラクターたちが台湾でもともと人気があったため、台湾新幹線の台湾高鉄とコラボするようになったそうです。運が良ければキャラクターのラッピング列車に乗ることもできるのだとか。 見て回る時間はありませんでしたが、ラーメン屋の一風堂があったり、他にも和食のお弁当屋さんや丼物や寿司のお店があります。 改札口を入ってホームに向かいます。 時刻表を見ると割と頻繁に走っているのがわかります。 この時も私たちが乗る7分前の車両が到着していました。 台湾の新幹線は左官駅(高雄市)から台北駅よりもさらに先にある南港駅(台北市)の345キロを結んでいます。 調べたところ、台湾新幹線は東海道新幹線よりも始発列車の時刻がやや早く、左官駅の始発は5時50分です。対して東海道新幹線の始発は早くて6時ちょうど。 また台湾新幹線の最終駅到着時刻も23時59分と、東海道新幹線の23時45分より遅い時刻です。 通勤に使っている人もかなりいるのではないでしょうか。 2007年に開業し、現在も走っている台湾新幹線の車両は、日本の700系新幹線をベースに日本で作られた700T型です。車両編成は12両編成。 日本で生産された新幹線なので、 仕様は日本の新幹線とほとんど変わらない印象ですが、 座席の柄も床の柄も、日本で走っている新幹線のものよりポップで明るい印象です。 台南駅構内のセブンイレブンで買ったドライグアバをつまみながら新幹線を楽しみました。これが結構美味しいんです。梅のパウダーが入っていますが、そのままの方がより爽やかなグアバの味を堪能できるような気がします。お土産に買っておけば良かったと後から思いました。 2時間弱の新幹線の旅でしたが、南国ならではの花や畑の景色から、 高層ビルや高層マンションなどの都会の景色まで見ることが出来ました。 2023年の3月に日本への新型車両の受注が決定し、2026年には納入予定だそう。現時点での最新型車両N700Sをベースに作られるということです。 台湾新幹線のホームは地下にあります。 地下から上がって外に出ると台北駅の大きな建物の外観が見えますが、たくさんの路線が走っている中心の駅であるのにもかかわらず、線路は全て地下にあるため見えません。 台北駅の建物には四方それぞれに3箇所ずつに出入り口があり、さらに地下街が広がり、出入り口がいくつもあるので非常に迷いやすいと言われています。以前私も胡椒餅のお店を探す時に迷ってしまいました。 台北駅の建物の出口から出るときは特に今どの出口から出たのかを確認しながら地図を見るようにしなくてはいけません。 改めて写真を見ると、建物の出入り口の上の部分にゲートが書いてあるのを発見したので次回行く時には気をつけたいと思います。 さて、台北駅からはまた再びバス移動です。 たくさんの黄色いタクシーを見ると台北にいるんだなあ、と実感。 さて次は市内の昼食レストランに向かいます。 金品茶樓はガイドブックに必ず載っていると言ってもいいくらい有名なお店です。 賑やかな繁華街の中山地区にあります。 カラフルな小籠包が出てきました。カラフルなものは開けた時の感動が倍増します。 オレンジはキムチ味、緑は烏龍茶味、赤は麻辣味、黄色はカレー味です。 このほかに、野菜炒めや炒飯やスープもついてきました。 入り口から売り場までは長い長いエスカレーターがあります。 なぜなら建物は4階建てなのですが、その4階まで一気に昇るからです。 4階は主に化粧品売り場、3階はGUCCIやPRADAなどの高級ブランド品、2階は COACHやLesportsacなど比較的手の届きやすいブランド品、1階はNikeやadidasなどのスポーツブランドなどを扱っています。 留守番の家族へのお土産を2階と1階で調達しましたが、かなりの円安のためにお得感はありませんでしたがセール品になっているものもあるので要チェックです。 台北からの日帰りツアーの中に九份とセットになっていることが多いのがこ十分の天燈上げです。 かつて炭鉱で栄えた十分の山あいが見えてきました。 バスの車窓から空に漂う幾つもの天燈が見えています。 日本でもかつての炭鉱の街を別の産業などで町興しして活気を取り戻した例がありますが、この十分も同様に村興しのために台湾の伝統文化である天燈上げを新たな産業とし、成功した例の一つです。 十分に到着しました。 独特な建物の表側はこの町のメインの観光スポットになっています。そしてその観光スポットは線路沿いのなんともスリリングな場所に集中しているのです。 写真にある7角の洒落た窓は住居ではないなあと調べてみると、走味的珈琲というカフェでした。 天燈上げを扱っているお店は線路側にいくつもあり、多くの天燈上げは、ローカル線である平渓線が走っているこの線路上で、列車(ディーゼル車)が遠らない時間に行なっています。 日本では踏切以外の線路への立ち入り禁止が法律で定められているので、このような光景は新鮮。 このツアーでは、安全を配慮した場所で天燈を上げることができ、お手洗いも利用できる阿媽の天燈(お婆さんの天燈)というお店を利用しました。 看板の通り多くの言語に対応している外国人観光客にはありがたいお店です。 筆を使って4面に願いを書き…簡単な住所も記入しつつ…線路ではないお店の裏手にある視界が開けた場所から天燈を上げました。 空が曇っているものの、この時もなんとか天気はもち無事初めての天燈上げをすることができたのです。 十分は台北よりもさらに東の海上寄りでこの時来ていた台風の影響をもっと受けやすいため、ずっと雨を覚悟していたのですが、ここでも奇跡が起きました。 ミラクルはさらに次の目的地である九份へと続きます。 九份の原点は諸説ありますが、名前の由来は、最初の住人が9世帯しかなく、買い出しに行くには不便な場所であるため、生活用品や食糧などを調達する際に9世帯分まとめて分けたり、その当時の産業である樟脳作りの窯も9世帯分に分かれていたことから、9つに分けるという意味合いで地名がつけられたと言われています。 日本統治下では金鉱で栄え、やがて衰退し、そのあとは映画の撮影地になり、中でも『非情都市』という映画がヒットしたことからまた注目され始め、観光地化されたそうです。 今や台湾の観光スポットとして最もメジャーだと言っていいほどの九份ですが、私が以前訪れた時の印象は実を言うと少し残念なものでした。 フリーの旅行であったため、珍道中の末になんとか辿り着いた九份はすでに陽が落ち真っ暗で、商店街も閉め始めていた時間帯でした。そして、メインのスポットに辿り着くまでに迷子になり人も減り始め、九份にはお約束というほど高確率の雨も降っていて、幾分寂しい印象だったのです。 その時の印象が着いた途端に覆されたのです。 バスを降りると、そこには海が見える大変美しい景色が広がっていました。 前回来た時は暗くて全く見えなかった海。地図上でみると確かにかなり海よりの立地にありますが、それを実感できるとは思ってもみませんでした。 ガイドさん曰く、九份観光で晴れる確率はかなりの低確率で、ご経験上80%は雨に遭っていたそうです。しかも地理的により台風がいる海上に近づいていたのにもかかわらず台風を跳ね除けたというミラクルが起こりました。 この日の天気図はこちら https://tenki.jp/past/2023/06/01/chart/ 前回はタクシーで九份を訪れたので、タクシー降車場から少しだけ階段を上り、九份の商店街を通って階段を降りてメインのスポットに辿り着いたので体力的には負担がかかりませんでしたが、今回は旅程表に書いてあった通り、150段の階段を攻略しなくてはいけませんでした。 1段1段はキツくないのですがそれなりの覚悟が必要です。 この道を通ったことのない私は、いったいどこに辿り着くのかがまだ分かっていませんでした。 するとこの階段の道は、よくテレビで見かけるスポットに通じていました。 ここは私が前回行き忘れたスポットです。 またこの正面には今回ツアーで利用する夕食のレストランがあります。 ここまで上ってきた階段の続きをさらに上ると、 メインスポットである阿妹茶樓に辿り着いたのです。 この階段が以前に来た時は上段から降りてきた豎崎路であることが分かりました。 一時的に雲がかかっていたのでまた改めて撮影することに。 ここで一旦解散し自由時間になりました。 私たちは上った階段をまた少し降り、 先いた場所に戻り、どこか座れる場所を探しましたが適当な所がなかったので、 上の写真正面のお店の右脇の通り(軽便路)から散策しました。 ずっと先まで歩いて行くとお店などは全くないのですが、散歩にもってこいの道に出会えました。 上の写真は来た道をまた戻る時に撮ったものです。 さらに先には海を見渡せる絶景スポットや、金採掘場の跡地(五番杭)もあります。その手前にベンチがあるので家族にはそこで休んでもらっていました。 だいぶ陽が落ちてきたので、私は一人で阿妹茶樓に戻ることに。 空が赤くなるのを待ちましたが、待ち合わせまで時間がなくギリギリのところで撮影。 赤い空ではありませんでしたが、雲がだいぶ切れていたので綺麗に撮ることができました。以前真っ暗な時に撮ったものと比べれば上出来です。 そろそろ時間なので階段を少し降りて先ほどのレストランの前に行きました。 さて、ちょうど提灯の灯りが点いた頃、九戸茶語のレストランに入りました。 前菜から始まり、 サーモンがのったサラダ、 えびの蒸し料理、 (お約束の台湾ビール、) 麻婆豆腐、 豚の角煮、 ピリ辛炒め、キャベツ炒め、 あと、デザートにタロ芋団子が出ました。 美味しく、また、3日目の夜にもなると、テーブル一まとまりでみんなで楽しくお喋りしながら食事をしました。 ガイドさんはじめ、同行者の方々が優しく楽しい方々ばかりだったので団体旅行のストレスは0で、むしろ団体旅行で良かったと思うほどでした。 行きに上った階段を降りて、バスに乗り込み、いよいよ待ちに待った圓山大飯店に向かいます。 台北松山空港に着いた時に空港からすでに見えていた圓山大飯店。 そもそもこのツアーを選んだきっかけは、このホテルに泊まれるというお楽しみがあったからなのです。 前回に台北桃園空港へタクシーへ向かう際に、高速道路上でこのホテルを発見し、その迫力に圧倒され早速調べてみたところ、ホテルであることが分かり、いつか泊まってみたい、でも無理だろうなあ、と憧れを抱いていて、日本のテレビでもその後何度か目にし、思いを募らせていました。 そして今回トラベルコで圓山大飯店を検索すると、価格帯の安い順の上位の方にこちらの阪急交通社のツアーがヒットしました。早速内容を見てみると、それはそれは盛りだくさんでお得なツアーだったため申し込むことにしたのです。 そしてその憧れのホテルについに到着。 今日も天候に恵まれ続け、充実した楽しい1日を過ごすことが出来ました。 ホテルの詳しい記事は別記事で。滞在3日目の予定
台湾新幹線台南駅へ
台湾新幹線台南駅の立地
台湾新幹線の切符売り場
台湾新幹線のキャラクター『カナヘイの小動物ピスケ&うさぎ』
台湾新幹線台南駅の飲食店
台湾新幹線の改札・時刻表
台湾新幹線の車両
台北駅から再びバス移動
金品茶樓で昼食
台北の大型免税店everrich(昇恒昌)内湖旗艦でショッピング
十分で天燈上げ
十分で天燈上げが始まった理由
十分に到着
九份観光
九份の歴史
2度目にして九份の印象が変わる
バスが停車する場所から目的地までの道のりは険しい
九份でのフリータイム
九戸茶語で夕食
圓山大飯店に到着